
食べた感想
2025年2月中旬に松屋の一部店舗で限定販売されたものとなります。
名古屋めしの代表格として有名な「どて煮」を、中身を変えて大幅にアレンジしたものとなっております。普通は牛すじやこんにゃくが主な具材ですが、こちらでは鶏肉・豆腐が中心となっており、鍋料理風となっております。半熟玉子が入っていて、味わいがいくらかまろやかになるのも良いですね。
もともと濃いめの味噌ダレに、鶏肉と豆腐が本当によく合います。これにご飯が進まないわけはありません。本物とは異なりますが、これはこれで美味しい鍋料理と言えるでしょう。
結局、こちらの商品は全国展開されませんでしたが、機会があれば再販や別の形での販売を期待したいところでございます。

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【参考】「どて煮」について
どて煮は、牛すじ肉やこんにゃくなどを八丁味噌でじっくりと煮込んだ名古屋発祥の郷土料理です。濃厚な赤味噌をベースにした独特のコクと甘辛い風味が特徴で、酒の肴としても食事のおかずとしても親しまれています。八丁味噌の深い旨みが牛すじのゼラチン質と溶け合い、長時間煮込むことでとろけるような柔らかさに仕上がります。
また、どて煮は、居酒屋や屋台、味噌煮込みうどんの専門店などでも定番として提供されています。白ご飯との相性が抜群で、濃い味付けがご飯を引き立て、ついつい箸が進む一品です。名古屋では、家庭料理としても広く作られ、各家庭によって味噌の配合や隠し味が異なるのも魅力の一つです。
さらに、どて煮は栄養面でも優れており、牛すじのコラーゲンや味噌に含まれる発酵食品ならではの栄養素を一緒に摂れる点も見逃せません。こんにゃくを加えることで食感のアクセントが生まれ、ヘルシーさもプラスされます。寒い季節には体を温めてくれる料理として、多くの人々に親しまれています。
観光で名古屋を訪れた際には、味噌カツや味噌煮込みうどんと並び、どて煮もぜひ味わいたいご当地グルメです。赤味噌文化を代表する料理であり、名古屋の食文化を知る上で欠かせない存在といえるでしょう。