【松屋】大阪グルメのアレンジ料理「具だくさん肉吸い」(2025年10月)【期間限定】

食べた感想

今週の火曜日、21日より販売開始となった期間限定メニューです。

お肉と豆腐がたっぷり入った、あっさりめの味わいが特徴的なスープでございます。寒い時期の松屋の汁物の定番といえば豆腐キムチチゲですが、それとは全く趣向の異なる商品ですね。辛いものが苦手な方であっても食べやすいという意味でも、とても良い試みだと思います。

お肉を生玉子に付けて食べるも良し、そのままご飯と一緒に食べるも良し、キムチなどと一緒に食べるも良しで、色々な楽しみ方ができると思います。お値段は少々高いですが、是非とも一度食べておきたいものでございますね。

そして、定番の頼み方といえば「卵かけご飯」と「肉吸い」なのだそうです。今回でいえば生玉子を卵かけご飯用に使うのがおすすめの食べ方ということのようです。こういったアレンジも機会があったら試していきたいところですね。

写真あれこれ

松屋の「具だくさん肉吸い」セット全体・生野菜サラダ付き(2025年10月撮影)
松屋の「具だくさん肉吸い」スープ拡大(2025年10月撮影)
松屋の「具だくさん肉吸い」具材の生玉子漬け(2025年10月撮影)
松屋の「具だくさん肉吸い・牛豆腐キムチチゲ」販促タペストリー(2025年10月撮影)

関連リンク

牛豆腐キムチチゲは次週28日より販売

なお、肝心の牛豆腐キムチチゲは来週28日(火)より販売されるとのことです。「肉吸い」と「キムチチゲ」、食べ比べてみるのも良いかもしれませんね。

【参考】「肉吸い」について

肉吸い(にくすい)は、大阪を代表する庶民的なグルメのひとつで、シンプルながら深い味わいが魅力の一品です。もともとは大阪・難波の老舗「千とせ」で、二日酔いの芸人が「肉うどんのうどん抜きで」と注文したことから生まれたとされる、いわば“うどんのない肉うどん”です。澄んだ出汁に柔らかい牛肉と豆腐、ねぎなどを加えた温かい汁物で、胃にやさしく、飲みの〆にもぴったりの料理として親しまれています。

その味の要となるのは、関西らしい上品な薄口醤油仕立ての出汁です。かつお節や昆布をベースにした透明感のあるスープに、脂ののった牛肉の旨みが溶け込み、見た目はあっさりながらも深みのあるコクが特徴です。ご飯や卵かけご飯を添えて食べるのが定番で、千とせでは「肉吸い・小玉(こだま)」という組み合わせが人気メニューとして知られています。

現在では、千とせ以外にも大阪市内各地の食堂やうどん店で肉吸いが提供されており、店ごとに出汁の濃さや具材、牛肉の部位に個性が見られます。近年では、観光客向けにアレンジされたバリエーションも増えており、玉子を落としたり、豆腐を多めにしたり、うどんを加えて「肉吸いうどん」として提供する店もあります。こうした多様性が、肉吸いの人気を支えている理由のひとつです。

また、肉吸いは大阪の食文化を象徴する“笑いと庶民の知恵”の象徴ともいえます。もとは冗談半分の注文から生まれた料理が、いまや大阪グルメの定番として全国に広まり、家庭でも作られるようになっています。あっさりした味わいの中に、関西出汁文化の奥深さが詰まった一杯として、観光客からも地元の人からも愛され続けています。

「肉吸い」参考リンク

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