【世界遺産】宮島の厳島神社の大鳥居(広島県廿日市市)【国宝】

宮島の厳島神社の大鳥居 2008年4月撮影

写真について

宮島の日本三景といえばもちろん、海上の大鳥居でお馴染みの厳島神社ですね。荘厳にして神秘的な景色は実に素晴らしく、日本の観光名所の中でも群を抜きます。

ここに足を運んだのがかれこれ10年以上も前のことでしたので、また行ってみたいなあ。そして、当時撮った写真は他にもあるのですが、機会があれば後日公開したいと思っております。

ちなみに、他の日本三景である「天橋立」と「松島」にはまだ行ったことがありません。こちらもまたいずれ行ってみたいものです。

厳島神社について

以下、宮島の厳島神社(いつくしまじんじゃ)について、歴史・特徴・見どころを中心にご紹介します。

《参考情報》国宝・世界遺産 嚴島神社 【公式サイト】

基本情報

  • 所在地:広島県廿日市市宮島町(宮島)
  • 創建:伝承では593年(推古天皇元年)、平清盛によって現在のような壮麗な社殿が整えられたのは12世紀
  • 主祭神:「市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)」「田心姫命(たごりひめのみこと)」「湍津姫命(たぎつひめのみこと)」 ※いずれも宗像三女神(海上守護・航海安全・交通安全の神)

《参考情報》嚴島神社|観光スポット|一般社団法人宮島観光協会

歴史的背景

  • 古代から瀬戸内海の海上交通の要衝として重要視された宮島は、「神の島」として信仰されてきました。
  • 平安時代後期、平清盛が厳島神社を厚く信仰し、社殿を整備。日宋貿易の成功を祈願する拠点でもありました。
  • 鎌倉・室町・戦国時代にも武将たちに信仰され、現在に至るまで篤い信仰を集めています。

建築と特色

  • 海上に浮かぶ神社として有名で、満潮時には社殿や鳥居が海の上に浮かんでいるように見えます。
  • 寝殿造風の建築様式:平安時代の貴族の住宅形式を取り入れた優雅な社殿構造。
  • 大鳥居(高さ約16m、現在は令和に入り修復工事を経て美しく復元):宮島の象徴とも言える赤い鳥居は潮の満ち引きによって姿を変える景観美の象徴。

世界遺産と文化財

  • 1996年、ユネスコの世界文化遺産に登録。
  • 国宝・重要文化財に指定されている建物も多く、特に本社本殿・幣殿・拝殿・大鳥居などが該当。

観光の見どころ

  1. 大鳥居と海に浮かぶ社殿:潮の干満による景色の変化が楽しめる。
  2. 能舞台:現存する数少ない海上能舞台。
  3. 回廊:朱塗りの柱と海とのコントラストが美しい。
  4. 夜間ライトアップ:幻想的な風景が広がり、特に干潮時と満潮時で異なる雰囲気を楽しめます。
  5. 鹿とのふれあい:宮島には野生の鹿も多く生息しています。
宮島の厳島神社の本殿と、その近くを歩く鹿 2008年4月撮影