食べた感想
「どじょう掬いまんじゅう」でお馴染みの中浦食品が販売しているポテトチップス。米粉をブレンドした厚切りタイプのものとなっており、優しい味わいでカロリーも比較的抑えめになっているのが特徴です。「しじみクラムチャウダー」風の味わいというとおり、少し貝の味わいがするのがポイントとなっています。
ポテトチップスにしてはあまりしつこくなく、薄い煎餅のような感覚で食べることができます（米粉が入っているので、そうなるのも無理はありませんが）。また、本物のしじみのような独特の臭みや苦みといったものもありませんので、苦手意識のある方であっても美味しく召し上がっていただけるようになっているかと思います。ただ、ポテトチップスらしさを期待している方には拍子抜けするかもしれません。
いずれにしても、山陰土産としても物産展でついでに買う分にしても良いですし、本当に色々な方におすすめできる一袋なのは間違いありません。
《参考情報》山陰のおみやげ本舗 なかうら / 島根しじみｸﾗﾑﾁｬｳﾀﾞｰﾎﾟﾃﾄﾁｯﾌﾟｽ ※商品公式情報
【参考】宍道湖のしじみとは？
宍道湖は島根県松江市に位置する汽水湖（淡水と海水が混ざる湖）で、日本でも有数のしじみの産地として知られています。特に「ヤマトシジミ（大和蜆）」という種類が多く獲れ、全国に出荷されています。このしじみは身がふっくらしていてうま味が濃く、味噌汁や佃煮、炊き込みご飯などで親しまれています。
宍道湖は淡水と海水が混ざる独特の環境を持っており、しじみの成育に最適な条件が整っています。そのため、栄養豊富なしじみが育ち、肝臓の働きを助けるとされるオルニチンやタウリンを豊富に含んでいます。また、宍道湖のしじみはその粒の大きさと、砂抜きがしやすく調理しやすい点でも高く評価されています。
宍道湖ではしじみの資源を守るために、漁期や漁具の制限、休漁期間の設定など、地元の漁業者と行政が連携して資源管理を徹底しています。また、近年ではしじみの漁獲量が減少傾向にあることから、人工種苗による資源回復の取り組みも進められています。こうした取り組みが、高品質なしじみの持続的な生産を支えています。
しじみは特産品としてだけでなく、観光資源としても活用されています。松江市周辺ではしじみを使った料理を提供する飲食店が多く、しじみを使ったお土産品（しじみラーメン、しじみの佃煮など）も人気です。観光と地域資源の融合が進んでおり、宍道湖のしじみは島根の魅力のひとつとして根付いています。
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