【松屋】「今治辛玉焼豚玉子飯」(2025年8月)【期間限定】

松屋の「今治辛玉焼豚玉子飯」生野菜サラダ付き(2025年8月撮影)

食べた感想

以前当ブログで取り上げた「今治焼豚玉子飯」が全国の松屋で販売開始となり、以前購入できなかった味変メニュー「今治辛玉焼豚玉子飯」の方を注文してみることにいたしました。

早速食べてみたのですが、確かに少々の辛さこそ感じました。ただ、今まで食べてきた辛いメニューと比べるとそれほどでもなく、ちょっと拍子抜けといった印象です。あの「水煮牛肉」はもちろん、「デビルチキン」や「本格四川風麻婆豆腐」と比べると、辛さとしてはどこか足りない感じがします。味は少々濃いめなのですが、本当にそれだけといった感じで、「それを頼むくらいなら普通ので良いんじゃないか?」というのが正直な感想です。

もちろん、モノ自体が良くないというわけではなく、「今治焼豚玉子飯」として食べ応えバッチリなのは間違いありません。「ちょっと味濃いめのが食べたい」という方には「辛玉」バージョンを注文いただくのも悪くはないと思いますが、そうでない方は通常品で良いと思います。価格も「辛玉」の方が100円高くなりますので、無理して頼むものでもないですね。

「今治焼豚玉子飯」の方は十分におすすめできます。880円(税込)と少々高いですが、損は絶対にいたしません。完売、販売終了しないうちに是非ともどうぞ。

松屋の「今治辛玉焼豚玉子飯」上から拡大(2025年8月撮影)

参考リンク

「今治焼豚玉子飯」とは

愛媛県今治市のご当地グルメ「今治焼豚玉子飯(いまばりやきぶたたまごめし)」は、シンプルながらも奥深い味わいで地元民に愛され続けている料理です。今治を訪れた際には、ぜひ本場の味を堪能してみてください。また、自宅で手軽に楽しむこともできるので、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。

松屋の「今治辛玉焼豚玉子飯」前から拡大(2025年8月撮影)

料理の概要

「今治焼豚玉子飯」は、温かいご飯の上にスライスした焼豚(チャーシュー)を敷き、その上に半熟の目玉焼きを2つ乗せ、甘辛い特製のタレをかけた丼料理です。見た目はシンプルですが、焼豚の旨味、半熟卵のまろやかさ、タレの甘辛さが絶妙に絡み合い、食欲をそそります。

《参考》プロの味の作り方講座 | 今治焼豚玉子飯 世界普及委員会

歴史と由来

この料理の起源は約50年前、今治市内の老舗中華料理店「五番閣」のまかない飯だったと伝えられています。当時、厨房で働く料理人たちが、余った焼豚の切れ端と半熟の目玉焼きをご飯に乗せ、焼豚の煮汁をかけて食べていたのが始まりです。その後、独立した料理人たちが各店舗で独自の工夫を加えてメニュー化し、口コミで広がっていきました。リーズナブルでボリュームがあり、特に部活帰りの男子中高生を中心に人気を博し、今治のソウルフードとして定着しました。

《参考》今治焼豚玉子飯の歴史 | 今治焼豚玉子飯 世界普及委員会

食べ方のポイント

「今治焼豚玉子飯」は、レンゲ(大きめのスプーン)で食べるのが通とされています。まずは、目玉焼きの黄身を崩さないように半分に分け、片方の黄身を崩して焼豚やご飯と混ぜ合わせて食べます。その後、もう半分も同じようにして食べることで、最後まで美味しく味わえます。この食べ方は、今治焼豚玉子飯世界普及委員会が紹介している方法です。

《参考》プロが教える食べ方講座 | 今治焼豚玉子飯 世界普及委員会

松屋の「今治辛玉焼豚玉子飯」目玉焼きの黄身割り(2025年8月撮影)

おすすめのお店

今治市内には、今治焼豚玉子飯を提供するお店が多数ありますが、特に以下のお店が有名とのことです。

  • 白楽天(はくらくてん):今治焼豚玉子飯の元祖とされるお店で、地元民からも観光客からも高い評価を受けています。
  • 重松飯店(しげまつはんてん):ボリューム満点の焼豚玉子飯が人気で、行列ができることもあります。
  • 大黒屋飯店(だいこくやはんてん):細かく刻んだ焼豚にタレをしみ込ませた独自のスタイルが特徴です。

また、最近では全国チェーンの「松屋」でも期間限定で提供されるなど、今治焼豚玉子飯の人気は全国に広がっています。

《参考》「ごはん彩々」お米な国の楽しい話 File.22 今治焼豚玉子飯

自宅で楽しむ方法

今治焼豚玉子飯は、自宅でも比較的簡単に再現できます。市販の焼豚や目玉焼きを用意し、ご飯の上に乗せて、甘辛いタレをかけるだけで完成です。特製のタレは通販サイトで購入することもできます。

また、普及団体である「今治焼豚玉子飯 世界普及委員会」で通販を行っており、それをご購入いただくことで楽しむことも可能となっております(1セット980円・税込)。

《参考1》今治焼豚玉子飯のタレ | 自然流調味料 山蔵
《参考2》今治焼豚玉子飯 | 今治焼豚玉子飯 世界普及委員会(通販ページ)