
この写真について
もう10年以上も前の話にはなるのですが、かつて香川県高松市に足を運んだ際に、国の特別名勝「栗林公園」(りつりん-こうえん)まで行ってきまして、そのときに撮影したものの1枚となっております。歴史ある木製の大橋「偃月橋」(えんげつ-きょう)の写真でございます。
たまたま資料探しのために古い写真を見返していたら目に留まったので、とりあえずこちらに載せておくこととします。記録はいくら残しても素晴らしいものでありますからね。
そして、再び香川県まで足を運ぶことがあれば、栗林公園にも再度訪れてみたいと思っております。(今は関東住まいなので、かなりの遠距離とはなってしまいますが……)
余談
この橋がモデルであろうとされるものが、高松市のポケモンマンホール「ポケふた」にも描かれています。
参考リンク
- 偃月橋|木橋資料館
- 栗林公園 偃月橋(えんげつきょう) | 香川県高松市栗林町1丁目20番16号 | カガウェブ[KAGAWA WEB]
- 【公式】特別名勝 栗林公園|香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネット
- 写真で見る栗林公園|特別名勝 栗林公園(りつりんこうえん)|栗林公園|香川県観光協会公式サイト – うどん県旅ネット

【参考】栗林公園について
栗林公園(りつりんこうえん)は、香川県高松市に位置する江戸時代初期に築かれた大名庭園で、国の特別名勝に指定されています。総面積は約75ヘクタールと広大で、そのうち庭園部分だけでも東京ドーム約16個分に相当する規模を誇ります。背景には讃岐藩主・松平家の歴代藩主による長期的な整備があり、約100年の歳月をかけて完成したといわれます。四季折々の風景が楽しめることから、「一歩一景」とも評され、国内外から多くの観光客が訪れます。
園内は6つの池と13の築山を中心に構成され、南庭と北庭の二つのエリアに分かれています。南庭は回遊式庭園の造形美が際立ち、紫雲山を背景に借景とする壮大な景観が特徴です。北庭は明治期に整備された洋風庭園で、芝生広場や西洋風の植栽が広がり、南庭とは異なる趣を味わえます。特に、園の中央にある「掬月亭(きくげつてい)」は歴代藩主の茶会にも用いられた由緒ある茶室で、園内の象徴的存在です。
栗林公園は、庭園美に加えて歴史的価値も高いスポットです。江戸時代には藩主の迎賓館的役割を果たし、明治維新後は皇室の所管となりました。1891年には香川県に下賜され、以後は県立公園として一般公開されています。国の特別名勝に指定されたのは1953年で、その文化的・芸術的価値は日本庭園の中でも屈指と評価されています。
四季折々の花や風景も見どころの一つです。春は梅や桜、初夏には花菖蒲やツツジ、秋には紅葉、冬には松の雪吊りが庭園を彩ります。また、年間を通じて夜間ライトアップや季節のイベントも行われ、昼間とは違った幻想的な表情を楽しむことができます。特に朝の開園時間帯は観光客が少なく、静けさの中で庭園美を味わえるため、地元の方にも人気です。
アクセス面では、JR栗林公園北口駅、ことでん栗林公園駅から徒歩数分となっている他、JR高松駅からも路線バスで行くことができます。観光ルートとしては、栗林公園を訪れた後に高松城跡や讃岐うどんの名店を巡るプランも人気です。
