
食べた感想
沖縄のご当地料理である「タコライス」。ピリリとした辛さと旨味たっぷりの挽肉が何とも言えない味わいで、カレーとはまた違った味わいを楽しむことができました。同じ辛味ご飯でもジャンルが違いますし、良い気分転換にもなりました。
昨今、松屋フーズにおいては海外グルメ戦略が大きな話題を集めておりますが、こういった国内ご当地グルメも、時々で良いからクローズアップしてほしいかな、なんて思っております。
そして、こちらもいつの日か本場で食べてみたいと思っています。来れば良いですけれどもね(苦笑)。
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参考情報
- メニュー情報:(今はなくなっています)
- タコライス(並):690円(税込)
- こちらの商品は2024年6月中旬より期間限定で販売されております。なお、販売店舗は「マイカリー食堂 松のや併設店」のみです。

「タコライス」について
タコライス(Taco Rice)は、アメリカのメキシコ風料理「タコス(Tacos)」の具材をご飯の上に乗せて食べる、沖縄発祥の創作料理です。
材料
基本の構成は以下の通りです。
- 白ごはん(沖縄県産の米が使われることも多い)
- タコスミート(味付けした挽き肉)
- レタス(千切り)
- トマト(角切り)
- チーズ(シュレッドタイプ)
- サルサソース(辛味や酸味のあるソース)
メキシコ料理の「タコス」の具材を「ライス(米)」の上に載せた、まさに「和洋折衷」なスタイルです。

誕生の背景
1980年代、沖縄本島中部の金武町(きんちょう)にある飲食店「パーラー千里(せんり)」が発祥とされています。(なお、このお店は2015年に閉店しています)
当時、近隣にあったアメリカ軍基地の兵士たち向けに、安くてボリュームのある食事として考案されたのが始まりです。タコスはパンやトルティーヤで食べるものですが、より食べ応えを求めてご飯に乗せて出したのがタコライスでした。
《参考》さようならパーラー千里 – 沖縄B級ポータル – DEEokinawa(でぃーおきなわ)
味の特徴と魅力
スパイシー&ジューシーなタコミートと、シャキシャキのレタスやジューシーなトマトの爽やかさ、とろけるチーズのコク、ごはんの甘みとモチモチ感が合わさることで、とてもバランスの取れた一皿に仕上がっています。
サルサソースをかけて辛味や酸味を加えると、さらに味が引き締まります。
アレンジの幅広さ
タコライスは家庭やお店によって以下のようなアレンジもあります。
- 目玉焼きや半熟卵を乗せる
- アボカドやサワークリームを加える
- 辛さ控えめのマイルドなソースに変更する
- ご飯をターメリックライスや雑穀米に変更する
子どもから大人まで楽しめる料理で、学校給食やコンビニ商品、冷凍食品などでも広く親しまれています。
全国展開とご当地感
今では沖縄県内はもちろん、全国のカフェやレストランでも見かけるメニューとなりましたが、やはり本場・沖縄で食べるタコライスは格別です。
中でも、発祥の地である金武町の「キングタコス」(上述「パーラー千里」の姉妹店)は、観光客にも大人気の名店です。
《参考》沖縄グルメ”タコライス”発祥の地「キングタコス」に密着!メニュー詳細や県内6店舗へのアクセスもチェック|るるぶ&more.
