【松屋・マイカリー食堂 併設店】インド発祥「チキン パラックパニール」(2025年7月撮影)【期間限定】

食べた感想

2025年7月下旬より、全国の「松屋・マイカリー食堂併設店」(沖縄県除く)において、インドカレーの一種「パラックバニール」の販売が始まっております。

こちらはほうれん草ご当地チーズ(バニール)の入ったカレーなのですが、ルーそのものは松屋の他のカレーと大差なかったということもあって、特に違和感なく食べることができたと思います。もっとも、チーズの主張がそこまで強くなかったというのも大きかったですね。

今回は鶏肉入りを選んだのですが、他の具材ともよく合いそうですし、何なら通常のチーズを入れて「バラック」と食べ比べてみても良さそうです。販売期間がどれくらいになるか分かりませんが、もし機会に恵まれたら、色んな味わい方を試していきたいところですね。

なお、価格についてですが、プレーンで730円(税込)と、現在松屋で販売されている「欧風牛タンカレー」(780円)よりも少しお安くなっております。味付けもさほど奇妙なものでもなく食べやすいカレーですので、お近くに「松屋・マイカリー食堂 併設店」のある方は是非とも足を運んでみてはいかがでしょうか。

関連リンク

【参考】「パラックバニール」とは

インド料理「パラックパニール(Palak Paneer)」は、ほうれん草(ヒンディー語で「パラック」)とインドのカッテージチーズである「パニール」を使った北インド発祥の伝統的なベジタリアン料理です。濃厚でまろやかな緑色のソースが特徴で、スパイスの香りとクリーミーな食感が絶妙に調和しています。ナーンやチャパティ、バスマティライスと一緒に食べられることが多く、インドの家庭料理やレストランでも定番メニューのひとつです。

パニールは水切りした牛乳を固めたチーズで、日本の木綿豆腐に似た弾力のある食感を持ちます。油で軽く焼いてから加えることで香ばしさが増し、スパイスやソースとの一体感が生まれます。ほうれん草は下茹でしてからピューレ状にし、ニンニク、生姜、クミン、ガラムマサラ、コリアンダーなどのスパイスと炒めて煮込みます。最後に生クリームを加えて仕上げることで、よりなめらかでコクのある味わいになります。

パラックパニールは栄養面でも優れており、鉄分やカルシウム、タンパク質、ビタミンA・Cを豊富に含み、ベジタリアンの間でも人気の高い一品です。辛さは控えめでマイルドな味わいのため、スパイスに慣れていない日本人にも比較的親しみやすい料理といえます。なお、辛さやクリームの量は地域や家庭によってアレンジされることが多く、カシューナッツを加えてより濃厚に仕上げるレシピもあります。

日本でもインド料理店や冷凍食品、レトルト製品として販売されるようになっており、ベジタリアン志向の高まりとともに人気が上昇しています。最近では「サグパニール(Saag Paneer)」という似た料理名で提供されることもありますが、こちらはパラック(ほうれん草)以外の青菜も使用する点で若干異なります。

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